2025年12月 野間口医師が南スーダンで活動して来られました

202512月中旬から20261月下旬にかけての約6週間、南スーダンとスーダンの国境に位置するAbyeiと言う地域にて、国境なき医師団(以下MSF)の活動に参加致しました。

石油等の資源が豊富なため、南スーダンとスーダンが共に領有権を主張している場所であり、また南スーダンの政治的・部族的な対立、2023年に勃発したスーダン国内での内戦等の様々な要素に影響を受ける場所でした。

症例としましては、上記の情況の影響もあり銃創や爆傷等の外傷の患者が多く来院されます。それ以外では、熱傷、帝王切開、感染性疾患等の症例が多かったです。

MSFの外科の活動地の中でも症例数の比較的多い場所で、110-15件程度の症例数でした。多くは小さな手術でしたが、帝王切開、植皮、創外固定、開腹手術、血管症例、四肢切断術等も行いました。手術並びに病棟管理、救急や産科等からのコンサルトを、MSFの外科医2名と現地の外科研修医2名で手分けしてこなしていくと言う毎日でした。

整っていないインフラや情勢の影響で移動が困難なため、かなり時間が経ってから来院されるケースや、他院での治療や土着の伝統的な治療を受けてから来院されるケース等も見受けられました。こう言った場合は状態が既に悪化している場合が多く、特に治療に難渋しました。

微力ではありますが、こういった環境での医療に貢献する機会を頂いたことに対して、改めて病院や同僚の諸先生方、MSFに感謝いたします。そして、国内でも紛争地でも提供する医療の質を高めていける様、頑張っていこうという所存です。

 

写真提供:国境なき医師団(MSF)

写真提供:国境なき医師団(MSF)

写真提供:国境なき医師団(MSF)